こんにちは、HOMAです。
前回では、サウナによる効果と効能について紹介させていただきました。そして、その効果が現代社会を生きる上でのサポートになることもお伝えさせていただきましたが、それではなぜ、このような効果がサウナで得られるのか。そして、その効果が現代社会を生きる私たちになぜ重要なのか。今回は、その理由について書いていこうと思います。
サウナの最大の効果は脳疲労の軽減
皆さんは、「脳疲労」という言葉をご存知でしょうか。
脳は、様々なことで疲労してしまいます。勉強や仕事が真っ先に思い当たりますが、他にも、人間関係などによる精神的なストレスによりネガティブな感情や悩み事が多くなってしまうこと。また、SNSや動画配信サービスを日常的に利用している現代人は、常に膨大な情報が視覚と聴覚を経由して脳に運び込まれています。これらによって私たちの脳は無意識的にも疲労している可能性があります。
脳というのは、意識的・能動的に使用した場合が約5%ほどしかエネルギーを使用しないに対し、ぼーっと無意識的にいろんなことを考えてるとき、人の脳は70~80%ほどのエネルギーを使用しているとされています。この無意識のときの考え事や情報量が多くなってしまうと脳に負荷がかかってしまい脳が疲弊してしまいます。このことを「脳疲労」といいます。
脳疲労が溜まってしまうと脳の機能が一時的に低下してしまい、頭に靄がかかったような感じになったり、物事を考えることが難しくなってしまうといった症状が出てしまいます。症状には、他にも以下のものがあります。
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- モチベーションの低下
- 自律神経の乱れ
- 感情のコントロールが上手くできない
また、脳疲労がひどくなると、うつ病や不安障害などの多くの疾患につながる恐れがあります。
1人になったとき、無意識にネガティブな感情ばかり出てきてそればかりが頭いっぱいなることはないでしょうか。そして、この感情の解決策を考えようとしても考えが上手くまとまらなくしんどいと思ったときありませんか。
人は嫌なことばかり考えてしまうと、本当の自分の気持ちが隠れてしまうと思います。
自分は他の人と比べ、特にやりたいこともなく、得意なことがないことに劣等感を感じ、常に周りの人が羨ましく、実際には好きでもないことなのに、こういう人になりたいとかいろいろ高い理想を目指しては挫折するの繰り返し。なら、せめて周りの人に嫌われないようにと気を遣ってみるものの逆にイライラさせてしまい自己嫌悪を常々感じる人間でした。自分ってなにがしたいのか、人生におけるやりがいや目標が分からなくなり、苦悩していた過去があります。
脳疲労は人生におけるモチベーションを下げてしまう
そして、脳疲労の厄介なところは、脳が自動的に考えてしまうため、意思の力では対処が難しいところです。また、脳を休めるための睡眠が脳疲労により睡眠の質をさげてしまうため、睡眠を取っても軽減されづらいとされています。
では、どうしたらこの脳疲労はなくなるのかを考えたとき、最も効果的なのが、「サウナ」だと私は思います。
なぜなら、サウナと水風呂に入ることによって、人の体は危機的状況から、強制的に思考を停止させることができるためです。
「熱い」「冷たい」と感じた際、あまり他のことって考えづらいですよね?その空間を身体に危険が及ぼさない程度に作られているのがサウナです。また、健康的なストレスを感じた後、すぐに体を休めるスペースを作ることによって、交感神経から一気に副交感神経に移り変わることで普段では感じることのないリラックス効果を得ることができます。
この危機的状況+ディープリラックスがサウナの真髄であり、サウナが脳とメンタルヘルスを改善するのに最適な理由です。
空白の時間をつくり、リセットする機会を作ってくれるのがサウナの一番の魅力
サウナ以外でも脳疲労は何かに対して没頭することで軽減することが出来るとも言われています。しかし、私のように没頭できるほど好きなことがない人は少なくないと思います。
しかし、サウナは誰に対しても体の仕組みで平等な効果があるため、ぜひ、憂うつなことや嫌なことがあったとき、目標や夢に対するモチベーションが下がってしまったときには、サウナへ行ってみてはいかがでしょうか。自分らしく生きたいと思っている人のためにサウナはとても力になってくれます。
最後に余談となってしまいますが、当時目指した理想って世間的に考えた、薄い上っ面なものだったなって今の自分になって思います。世間体が前提になって自分の奥底にある気持ちに気付けていなくなっていました。また、詳細に記載できたらと思いますがサウナ以外に今の自分に大きな影響与えたのが大学で心理学を学んでいるときに出会ったアドラー心理学とバンドのamazarashiです。この両者からは嫌いで弱い自分をまずは認めて許すことが大事だと気づかせてくれました。そこからサウナで人生において心を落ち着かせる空白の時間を作る大切さを知り、結果自分がやりたいことは、人のためになにかをしたいという感情で、もしその気持ちが強い劣等感が原因で生まれた承認欲求や自己顕示欲から来たものだとしても、それだけじゃなく、自分と同じように自分らしく生きられない人や生きづらさを感じているような人たちを救いたいという気持ちは本心だと、気づきました。でも、自分は心理カウンセラーや心理療法士になる学力やコミュニケーション能力もないし、amazarashiのように心に響く歌詞が作れる気もなく、音楽の才能や情熱もない、ならどうしたらいいかを考えたとき、これこそ自分ができるのは、「サウナ」だと思いました。言葉で伝えることも大事だけどそれ以外の方法で、自分は日々生きづらさを感じている人たちの支えになろうと思い、公務員を辞め、サウナ施設で現在働いています。自分の今の夢は、近くにサウナがなく困っている地域で最高のメディケーションサウナを作り経営することと、サウナの魅力を発信していき、生きづらさを感じている多くの人たちにサウナに興味をもってもらうことです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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